はじめまして、京都在住フリーランスのウェブコーダー、三宅貴文と申します。
このホームページは私が独立したと同時に名刺代わりに作ったものの、特にここから集客することもなく完全に放置していたのですが、8年経った今、ついに生命を宿し始めました。
というのも、まったくないと思っていたのですが、なんとつい先日、検索から流入があり初めてお問い合わせに繋がったのです。完全放置していたのにこんな奇跡が起きるのかとびっくりしました。いったいどうやってたどり着いたのか不思議だったんですが、なんと「京都 フリーランス コーダー」というそこそこメジャーそうなワードで1位に表示されているではありませんか!(といっても実際は検索数が少なく、今のところほとんどアクセスはないのですが…)
コンバージョンの可能性が少しでもあるなら、ちゃんと運営して営業拠点にしようということで、ブログを追加したりコンテンツを強化していこうと決心しました。
というわけでさっそく今回のお題、「ウェブサイトにブログを設置するメリットとデメリット」。いってみましょう。
ホームページにブログを設置するメリット
ホームページにブログを設置すると、どんなメリットがあるのでしょうか?これには、私がホームページにブログを開設した理由も含まれています。
ブログ設置には以下のようなメリットがあります。
- 流入経路が増える
- 仕事内容や技術力を知ってもらえる
- イベントやキャンペーンなどの告知ができる
流入経路が増える
ザクッというと、ブログを一つ書くたびに、ページが1ページ増えます。
そして続けているうちに、いろんな検索ワードでヒットする確率が上がっていくわけです。
たとえば私のホームページの場合、ブログなしだとホームページに載せるコンテンツは正直ほとんどありませんので、検索ワードが限られてきます。先ほどの「京都 フリーランス コーダー」での奇跡のヒットを除けば、他のワードでこのサイトにたどり着くことはほぼないんじゃないかと思います。
ところがこの記事を書くだけで、「ホームページ ブログ メリット」みたいな検索ワードでもこのサイトにたどり着く可能性が出てくるんですよね。
また、SNSで記事を自分でシェアすればSNSからの流入も増えますし、記事を読んでくれたユーザーがシェアしてくれて、バズることもあります。
流入経路が増えるということは、コンバージョンへつながるチャンスが増えるということです。これはもう誰が聞いても大きなメリットであることがわかりやすいかと思います。
仕事内容や技術力を知ってもらえる
実際の仕事内容や、どの程度の技術力があるのかといったことは、ホームページに書いてある内容だけではユーザーにはなかなか伝わらないものです。
ブログとして日々の業務の様子や、このような技術を使ってこういうことができますといったことをユーザーに伝わりやすいように書いていけば、ユーザーの安心感が増えます。
たとえばコーダーやウェブデザイナーの場合、一般に見られるのは基本的に完成したサイトだけで、そこからその人がどのような技術を持っているのか、どんなコードをどれだけの時間をかけて書いているのかを知る機会はなかなかありません。
そこで、ブログで「こういった技術を持っている、知っている」というような情報を発信することで、自分の仕事内容や技術力を知ってもらい、この人なら仕事できそうだなとお問い合わせにつながる可能性が増えるのです。
イベントやキャンペーンの告知ができる
頻繁にイベントやキャンペーンをする場合、毎回イベントがあるたびにページを外注して作るのはコストも時間もかかりますよね。
今はSNSで告知できますが、文字数が足りなかったり、細かく伝えたいことが単調なテキストだけでは難しい場合に、やっぱり特設ページがほしいところです。
そこで、ブログとして自分で告知ページを作れば、コストもかからずじゅうぶんな告知を行うことができます。
これについてはブログと切り離して、イベントはイベントで別に投稿機能をつけているウェブサイトも多いですよね。そのほうが予約フォームをつけられたり、ブログのように新しい記事が更新されたらどんどん過去に流されていったりせず、開催が終わったら終了処理をするということもできるので、使いやすさはあります。
ホームページにブログを設置するデメリット
メリットは大きいですが、デメリットもあります。見てみましょう。
- 実装コストがかかる
- 継続する必要がある
- セキュリティに注意が必要
実装コストがかかる
ただユーザーに情報を見てもらうだけの静的サイトと違い、ブログを設置するということは、管理画面から管理者がブログを書き、表示する機能を実装する必要があります。
これは一般的にCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれており、メジャーなCMSとしてはWordPressが挙げられます。
WordPressの実装は私の専門分野で、このサイトを含め、数々のウェブサイトにWordPressでCMSを実装してきました。
私の制作実績では制作したサイトの一部しか見せられなくて残念なのですが、ブログ、イベント、お客様の声、物件情報、お知らせ、社員情報など、様々な投稿機能をWordPressで実装することができます。会員登録機能や資料請求フォームなども実装することができます。
CMSを実装するためには、静的ウェブサイトコーディングに使うhtml,cssだけでなく、phpなどのプログラミング知識も必要になり、静的サイトだけを制作する場合と比べると、どうしても費用がかかってしまいます。
そしてこの実装費用というのが、依頼する相手によってピンキリになってきます。私の場合は、以前に勤めていた制作会社での料金を基準にしているので、そこまで相場と離れているとは思わないのですが、高いと言われることもあれば安いと言われることもあります。料金についてはこちら(基準料金であり、予算によって調整させていただくこともあります。)
継続する必要がある
せっかくブログを設置して生きているサイトにしたのに、何か月も放置していると、逆にこのサイトはまともに運営されていないんじゃないかとマイナスのイメージを持たれてしまいます。
最低でも月一は更新したいところなんですが、ブログ継続ってけっこう難しいんですよね…特にIT企業でもない業種の場合、仕事の合間を縫ってブログを書かなきゃいけないわけで、ブログに回すリソースを捻出するだけでも大変だと思います。
それでも、始めたからには継続する必要があります。なかには、ブログを書くためだけにライターを雇っている会社もあるほどです。
ブログ以外にも商品やイベント情報が頻繁に更新されているのであれば問題はないんですけどね。
セキュリティに注意が必要
静的サイトと異なり、何かしらのシステムが入るということは悪意ある第三者から攻撃される可能性があるということになります。
WordPressの場合はオープンソースといい、元となる本体がどのようなコードで書かれているか誰でも見ることができる、世界中で最も使用されているCMSであるということから、他と比べると比較的攻撃されやすいCMSとなっています。
ここだけ見るとWordPressやばいと感じる人は多いと思うし実際に多いんですが、バージョン管理、管理画面へのログイン制限、サーバーの接続保護、フォームのバリデーションのカスタマイズ等ちゃんとセキュリティ対策をしていれば問題はありません。でなければこんなに世界で使われることはないでしょう。セキュリティ対策をしないことが問題なんです。
WordPressでなくても、システムが入っている以上どんなものでも攻撃されるリスクはありますので、CMSを導入するのであれば、最低限の対策は必須となります。
まとめ
それでは今回の記事のまとめです。
ホームページにブログを設置するメリット、デメリットは以下の通り。
メリット
- 流入経路が増える
- 仕事内容や技術力を知ってもらえる
- イベントやキャンペーンなどの告知ができる
デメリット
- 実装コストがかかる
- 継続する必要がある
- セキュリティに注意が必要
でした!
実際に制作を依頼するときは、メリットデメリットを考え、コストパフォーマンスを検討したうえで依頼しましょう。お問い合わせ、お待ちしております!
それでは、また。